MicroPythonコードの変更

DeguをMicroUSBケーブルでPCに接続すると、PC上では32KBのUSBマスストレージとして認識されます。

このマスストレージの先頭から16KB分はFAT12形式でフォーマットされており、デフォルトでは以下のファイルが格納されています。

  • main.py
    • Degu起動後、自動実行されるMicroPythonコード
  • CONFIG
    • Deguが使用する設定ファイル(現在未定義)

Deguは起動後、自動的にmain.pyを実行します。main.pyが存在しない場合は、ZephyrのShellを起動し、USBシリアルコンソールに表示します。 main.pyの内容を任意のMicroPythonコードに書き換えると、電源再投入以降、Deguは変更されたmain.pyを実行します。

例として、1分毎にバッテリー電圧を送信するスクリプトに書き換える手順を示します。

  1. Webブラウザでここにアクセスし、Ctrl+S等でmain.pyとして保存してください。

  2. ダウンロードしたmain.pyで、DeguのUSBマスストレージに格納されているmain.pyを上書きしてください。

  3. 各OSの正しい手順でPCからDeguを切断してください。
    • 注意:DeguのFlashメモリに書き込みが完了するまで時間がかかります。Deguへファイルの書き込みを行う場合、必ず「デバイスの安全な取り外し(※)」を実行し、時間を開けてからDeguを切断して下さい。
    • (※)Windows10の「デバイスの安全な取り外し」手順を以下に示します。
      1. エクスプローラーから「DEGU([ドライブ名])」を右クリック
      2. 「取り外し(J)」をクリック
      3. 「ハードウェアの取り出し “USB Composite Device”をコンピュータから安全に取り外すことができます」というメッセージが表示される事を確認
      4. 5秒程度時間を開ける
      5. Deguをコンピュータから切断
  4. Deguの電源を入れ直すと、AWS IoT Coreに登録されたDeguのシャドウに、電源電圧が追加されます。

    degu-battery-shadow